コメディ映画の今とちょっと前。イケメンを使おう。

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今とちょっと前まではコメディ映画での俳優の使い方が違うのだ。

 

今のハリウッドを担うコメディ映画は、特に大きくコメディ俳優を起用することはほとんどなくなった。

 

どちらかというとイケメンやホットな俳優を主演に起用し、バディ(相方)としてコメディアンを使うやり方である。逆もある。

 

最近で言えば、童顔で色男、アクション俳優として代表される「チャニング・テイタム」がお馬鹿な警官として潜入捜査に奮闘する『21ジャンプストリート』がある。

 

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この作品でのバディは「ジョナ・ヒル」で、コメディ映画から『ウルフオブウォールストリート』『マネーボール』のような大作にも出演している実力のある俳優を起用している。

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ネイバーズ』(2014年)では主演のセス・ローゲンと敵対することになるイケメン、「ザック・エフロン」。

 

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生粋のイケメンで、『ハイスクールミュージカル』を皮切りに、若くしてデビューしたが、少しの間あまりヒット作はなかったが、ここ数年でかなりのコメディヒット作を出している。若い時は甘いフェイスで売っていたが、最近ではこのようなムキムキボディだ、、、

 

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ちょっと前までのコメディ作品での俳優の使い方といえば、主演は1人で、「ジム・キャリー」「エディ・マーフィ」といった、大きく使うやり方だ。

 

すごく漠然な言い方ではあるが、作品を見終わった後に主演のコメディ俳優しか印象を残さない作風であるというところか。

 

ライアーライアー」「マスク」「ナッティプロフェッサー」「ドクタードリトル」、、、

 

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次世代として、「ジャック・ブラック」「セス・ローゲン」「ジョナ・ヒル」「ヴィンス・ヴォーン」「スティーブ・カレル」「ウィル・フェレル」「ベン・スティラー」がいる。

 

そしてもう一つ、今とちょっと前までのコメディ映画の「質」の違いは

『下ネタ』の小ネタの数であろう。

 

確かにちょっと前までのコメディ映画でも下ネタは使われてきたが、ソフトなタッチであった。

 

最近では露骨すぎる下ネタでの笑いを誘い、主演だけでなく他の演者達も下ネタを連発する作風が多い。とにかく下品なのだ。

 

まあそれでもさすがは自由の国アメリカ、ユーモアの表現が広いなと感心する。

 

そして男だけが下ネタを連発するとは限らず、女性もバンバン言ってくるのがハリウッド。女性版「ハングオーバー!」と言われている、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2012年)では目も当てられないほどのお下劣ぶりである。

 

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お下劣でも最高に笑え、なんと第84回アカデミー賞では脚本賞助演女優賞にノミネートされた。すごい力量のある作品である。

 

この作品でも元では清純派の「ローズ・バーン」(左)、コメディ女優として「メリッサ・マッカーシー」(右)がいる。

 

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ホラーもラブストーリー作品の出演経験もある「ローズ・バーン」は『ネイバーズ』でも「セス・ローゲン」と夫婦役として主演しており、役の幅を広げている。

 

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似たような作品では、『バチェレロッテ あの子が結婚するなんて!」(2014年)があり、「クリスティン・ダンストン」が友人の結婚に翻弄される残念な女性を演じている。

 

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サム・ライミ版『スパイダーマン』ではM・J役でキュートな役の印象が強かったが、『バチェレロッテ』での彼女は最高に残念だ(笑)。

 

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ここでも最近勢いに乗っている「レベル・ウィルソン」がいる。『ピッチ・パーフェクト』ではファットエイミー役として大ハマりな女優である。

 

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まだ全然作品紹介が1割程度しかできていないが、ここら辺で一旦終わろうと思います。「ジェームズ・フランコ」の最近の活躍とか、色々言いたいことはありますが、あしからず。